またもや音楽業界からの引用になってしまいますが、最初に参考になると思われるコラムから引用させていただきます。
クラシックバレエなど、芸術系で歴史の長いものでは、きっとかなり似通ったことが言われていると思います。
「一流」と「二流」を分かつものは何か?
http://www.recruit-ms.co.jp/issue/consultant/0000000030.html
1.恩師が費やした「集中の5000時間」
「何かに秀でようと思えば、それなりの努力が必要なことはわかっているが、単に日々、努力を重ねるだけではなく、人生のどこかのタイミングで勝負の時があり、そのタイミングに集中できることが大事である」という話であった。~中略~
2.一流になるための「10年ルール」
単に10年以上の時間をかければいいというわけではなく、上達につながるような鍛練でなければ、一流には届かない。10年以上、趣味でゴルフやテニスを続けている人はたくさんいるが、多くの人はあるレベルに到達したら、そのレベルを保つように最低限の練習しかしない。趣味だからある程度のレベルで楽しめればよく、忙しいにもかかわらず、余分な時間を使って楽しくない練習をわざわざ行う動機が起きない。しかし、それではなかなか上達はしないのも事実である。~中略~
3.一流が行う「熟考された鍛練(deliberate practice)」
エリクソン氏は練習の量だけではなく、練習の質にも言及しており、むしろこちらのほうが大事であると述べている。レベルを上げる練習は、単なる練習ではなく、「熟考された鍛練(deliberate practice)」である。
バイオリニストの場合、マスターしなければならない練習に特化した、一人での練習である。できないところをできるようになるという、最も苦痛な練習である。二流はできることを繰り返して練習するが、一流はできないことをできるようになるための練習をする。
練習は一人で行うが、何ができて何ができていないのか、というフィードバックを先生やコーチからもらいながら、力量を高めているというのが、一流が行っていることである。
引用が多くなりましたが、ここからはuhouhoの意見です。
トリックスラロームは歴史が15年ほどしかありません。
なので、5000時間とか10年ルールとかいうほど深いところまで辿り着いていません。
それゆえに、芸術の先人の知恵を借りて最短コースを真似る余地が大いにあるというのがuhouhoの考え方です。
下記は各項目でuhouhoがインラインスケート・トリックスラロームに置き換えて、本気で上達したいのであれば、このようにすべきであるという考え方です。
※趣味としてのんびり遊びたい方には参考になりません。あえて、挑戦するというマゾな趣味の方には向いていますが(笑)
1.恩師が費やした「集中の5000時間」
最初に、必要なのは目標設定です。
目標を設定し、そこへ集中することで、課題が明確になり、手順を決め成すべきことに集中できます。
- 決められた技の習得(例:スタンプカード)
- 技の速度向上(例:スラローム検定)
- 演技の向上(例:演技大会での入賞)
など、目標が明確であるほど、課題・タイミングが明確になり、そこへ集中しやすくなります。
2.一流になるための「10年ルール」
上達したければ、どうしてもある程度の練習時間が必要です。
人間は弱いものですから、自らにルールを課し「何曜日の何時から何時までこの練習をする」くらい決めてしまわないとなかなか続きません。
上記で設定した目標に向けての練習として取り組むメニューを作ることは、その助けになります。
そして、「趣味である」と言うのをやめ(言い訳を止め)、「上達したい」と明言する(自分に正直になる)ことです。
3.一流が行う「熟考された鍛練(deliberate practice)」
練習量も重要ですが、練習の質がより重要です。
現代人は忙しいです。
なので、可能な限り効率を上げられる方法を考えましょう。
最も効果的な第一歩は、練習の方法・成果をコーチしてくれる師を得ることです。
師はもちろん、人間が最も良いですが、そのような機会を得られない方は、レッスンビデオやプロモーションビデオでも良いと思います。
- 何のためにやるのか。
- 何を良しとし、何を悪しとするのか。
これを明確にすることは、人間の行動原動力を強くします。
また、師がいる場合、練習メニューの立て方自体が正しいかも補助してもらえるでしょう。
そのことで、苦痛な練習内容に意味を見いだし、それを継続する力となるでしょう。
最後に:師の屍を越えてゆけ
たかが15年の歴史の中で師と呼べるレベルのものを超えるのは、そう難しいことではありません。
(そこまでやる価値があるかも疑問が残りますが…)
そこまで来たら、何を目指すのでしょうか?
uhouhoは最終的に芸術(パフォーマンス)を目指すことになると考えています。
その中でも、音楽と組み合わせた演劇に近いものになってゆくでしょう。
バレエ(ダンス)、フィギュアスケート(フィギュアの選手もバレエを習うそうですが)、シンクロナイズド・スイミング、ミュージカル(マッスルミュージカルなどもありましたね)・大道芸(サーカス団)などなど。
FSSの Kim Sung Jin はその領域に行ってしまったのではないかと推測しています。
サーカス団で出演していたとの情報も耳に入っています。
過去の例としては、バート競技の安床兄弟もマッスルミュージカルに出演していました。
ストリート競技では伊藤選手がDragon AshのPVに出演したり、森選手が「ミュージカル エア・ギア」の指導をしたりという話も聞きます。
もっと古い話になると「光GENJI」もありますし、最近では「Kis-My-Ft2」のパフォーマンスもそのような形態の一例になると思います。
uhouhoは誰もが持つであろう最終目標は「人を楽しませること」なのだと思っています。
そして、教室をやるのがuhouhoにとても向いていると感じています。
uhouho
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