インラインスケートの車輪は一般的にウィールと呼ばれます。
ローラーブレード社製のインラインスケートにはローラーブレード社製のウィールしか入らないと勘違いされているケースがあるようです。
しかし、そんな事は無く、どのメーカーも基本的に規格が同じ(一部の例外はあります。これは後述にあります。)なので互換性があります。
ウィールの性能表示
◯◯ mm / xx A と書かれているものが性能表示です。
ウィールの直径:◯◯ mm
ウィールの硬度:xx A
を指しています。
ウィールの直径
一般的に50mmから110mmの範囲のものが販売されています。
大きいほど最高速度が上がり、小さいほど小回りが利きます。
インラインスケートが装備しているフレームによって装着できるウィールの直径が決まってくるので、まずは装着できるウィールの最大サイズを把握しましょう。
ウィールの硬度
硬度の数字が大きいほど硬くなります。
硬いと耐久性が上がり、軟らかいとグリップ性やショック吸収性が上がります。
一般的には、82A以上を硬い、それ以下を軟らかいウィールと呼んでいるようです。
勘違いする方が多いですが、硬いウィールが減りにくいとは限りません。
硬くて脆い(削れやすい)素材もありますし、柔らかくて粘りがある(減りにくい)素材もあります。
また、おなじブランドでも年度によって出来が違うこともあるので、クチコミで情報を集めるよりないのが現状です。
コア(ハブ)
ベアリングをはめるウィールの軸の部分全体を指します。
コアは厳密にはハブ・スポーク・リムと部分により呼び方が分かれますが、全体が一体化しているためコア(ハブ)と呼ばれます。
コアはベアリングのサイズにより大きく2つに分かれます。
主流は608ベアリングに合ったタイプで、少数派として688ベアリングのものがあります。
※NINJA MINI-MISERは688ベアリングとスリーブ(608に合わせるアダプター)のセットです。
それぞれのベアリング外形(直径)は
608:7.0mm
688:5.0mm
です。
688の方が小さいため軽量化を重視して選ぶ方が居ます。
ベアリングを脱着する場合にはできるだけ専用の工具を使いましょう。
ウィールのラディウス
ウィールの形状の事。
ウィールを正面から見ると、尖っている物と平らな物があります。
尖っている物はスピード性が高く、平らなものは安定性が高くなります。
一般的にスピード向けは尖っていて、アグレッシブ向けは平坦です。
直径と連動してそれぞれ向きのものが用意されているので、あまり気にすることはありません。
ウィールの選び方
硬度の項目でも述べましたが、表示以外の部分は基本的に使ってみるかクチコミでしか性能が分かりません。
各ジャンルによって人気のブランドがありますが、下記のような傾向が見られます。
・透明のウィールは柔らかく、減りやすいものが多い。
・屋内用は屋外で使うと、瞬く間に減る。
・屋外で削れたウィールを屋内で使うと、スリップが酷い。(屋内用と屋外用で使い分けるべき)
・有名ブランドのウィールは偽物が流れているため注意が必要。
・偽物のウィールは極端に減りやすかったり、コアが壊れやすかったりする。
・あまり古くなると、脆くなったり反発力がなくなり、スピードが出なくなるウィールもある。
スラローマーで定番とされるウィールブランドは HYPER や GYRO といったところです。
ウィールのメンテナンス
ウィールの減り具合を確認し、片減りが進んでいたらウィールの付いている位置を入れ替えます。
この位置を入れ替える作業をローテーションと呼びます。
ウィールの減り方は場所によって異なるため、できるだけ均等に減るようにウィールをローテーションします。
ローテーションの方法
※これはもっとも基本的な全輪が同一直径のセッティングの場合の例です。
ウィールの減り方の一般的な傾向として、下記の特徴があります。
・利き足のウィールが早く減る。
・1番前と1番後ろのウィールが早く減る。
・ウィールの内側が減る。
これらの特徴から、下記のようにウィールをローテーションします。
ローテーション前 L1-L2-L3-L4 R1-R2-R3-R4
ローテーション後 R3-R4-R1-R2 L3-L4-L1-L2

ウィールが内側(減っている側)が、ローテーション後に外側になるように取り付けます。
注意点
人によって癖が異なり、減り方はまちまちです。
また、各ジャンルにより最初の直径が同一でないセッティングもあります。
自分に合ったローテーションの仕方を探ってみましょう。
ウィールは初めの直径から1cmほど減ったあたりから、グリップが利かなくなります。
横滑りを感じるようになったら、ウィールを交換しましょう。
uhouho
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