時事

スノボの平野歩夢 スケボ日本選手権で優勝

スノボの平野歩夢 スケボ日本選手権で優勝 | NHKニュース 2019年5月12日 17時56分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190512/k10011913431000.html

来年の東京オリンピックの新競技、スケートボードの日本選手権は12日、決勝が行われ、スノーボードのオリンピックメダリスト、平野歩夢選手が滞空時間の長いジャンプで大技を成功させるなどして優勝を果たしました。

スケートボードの日本選手権は、新潟県村上市で男女4種目の決勝が行われ、男子パークでは11日の準決勝をトップで通過した地元出身で20歳の平野選手が、8人で争う決勝に出場しました。

パークはすり鉢状のコースで行い、40秒間を3回滑って、最も高い得点を競います。

滞空時間の長いジャンプが持ち味の平野選手は、1回目に板を足で一回転させて手でつかむ大技「キックフリップインディー」や、背中向きに1回転半回る大技「バックサイド540」を成功させるなどして、65.70をマークし、トップに立ちました。

その後、この得点を上回る選手はなく、平野選手が優勝を果たしました。

平野選手はスケートボードでの東京オリンピック出場を目指して、ことし3月に初めて出場した大会でも3位に入っていて、日本ローラースポーツ連盟は、平野選手を今年度の強化選手に選び、東京オリンピックにつながる海外の大会に派遣する方針です。

平野選手は試合のあと、「東京オリンピックに向けた自分のチャレンジで、この大会でさらに一歩進めたのかなという実感があるので、けがをせずに頑張りたい」と話していました。

また、パーク女子では北海道の10歳で、小学5年生の開心那選手が、ジャンプしたあと板の後ろ側をコースの縁にぶつけて着地したり、コースの縁を滑ったりする技を決めるなどして得点を重ね、53.30で優勝しました。

「ストリート」は男女とも10代が優勝
一方、街なかのようなコースで競う「ストリート」では、女子は13歳の中山楓奈選手が、男子は15歳の青木勇貴斗選手が優勝しました。

「ストリート」は階段や手すりなどが設置された街なかのようなコースで、45秒の間に複数の技を披露する「ラン」と、1つの技を披露する「ベストトリック」をそれぞれ10点満点で採点し、合計点で競います。

決勝には男女それぞれ8人が出場し、女子は富山県の13歳で中学2年生の中山選手が、ランが終了した時点でトップに立つと、ベストトリックでも手すりなどに乗って滑る得意の「グラインド」で着実に点を重ね、14.40と女子選手の中で唯一の14点台を出して優勝しました。

一方、男子は静岡県の15歳で、通信制の高校1年生の青木選手がランで9点台を立て続けに出して勢いに乗りました。さらに、ベストトリックでもボードを足から1度離して回転させ、再び着地する「フリップ」で8点台の高得点を出し、35.30で優勝しました。
10歳で優勝の開「もっと技を覚えたい」
パーク女子で優勝した小学校5年生の開心那選手は「優勝を目標に頑張ってきたので、結果を残せてよかった。東京オリンピックに向けて練習を頑張って、上位の成績を残せるようにしたい。そのためにスケートボードの端を使う『リップ』という技をもっとたくさん覚えたい」と話していました。
中学2年 中山「目標は東京五輪」
ストリート女子で優勝した中学2年生の中山楓奈選手(13)は「優勝できてうれしい。日本選手権で結果を残せたので、これからの目標は東京オリンピックを目指すことだと思っている。そのために、得意としているグラインドなど、レールに乗る技の種類を増やしていきたい」と話していました。
15歳 青木「おもしろいと思われる選手に」
ストリート男子で優勝した15歳の青木勇貴斗選手は「海外の大会でも活躍して上位に入り、オリンピックを目指したい。そのためには大会での技の成功率を上げていくことが必要だ。さらに、見ていて『おもしろい』と思われるスケーターにならなければいけない」と話していました。

「パーク男子準決勝編」 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=7vnSgX861tQ

The following two tabs change content below.
アバター画像
ROLLERBLADE契約選手uhouhoです。 スラロームを中心にインラインスケートの普及活動をしています。

スポンサードリンク

スポンサードリンク

-時事