「もうちょっと家の近くに滑る場所があればねー」
「もっと沢山滑る場所があれば、もうちょっと普及するのにねー」
昔からよく聞く言葉です。
先日、かなり力を入れてハロスケのスケート場地図のリニューアルを行いました。
データをコンバートするだけなら、まぁそれほどでもなかったのですが、ちょっと気分が乗ってしまって、この際、徹底的に洗い出してみようという勢いでスケート場を調べてみました。
その結果が下記です。
インラインスケート場地図
http://bit.ly/1hF3yDd
423件ありました。
確認できている閉鎖と移転を計算に入れた数です。
この数には、過去のコンテンツでローカルがスポットとして登録してくださったデータも含まれています。
また、これ以外にスケート場ではないがスポットとして活用できる場所は沢山あるでしょう。
例えばサイスタのようにスケーターにはメジャーどころでも、登録されていない場所があります。
それら全てをカウントしたら1,000件程度にはすぐになると予想できます。
それに対して、教室を開いている団体を洗い出してみました。
インラインスケート教室の開催団体リスト
http://bit.ly/1doUtZj
39件しか見つかっていません。
※どこかに教室名があっても、主催団体のサイト・ページがない場合は載せていません。
問い合わせ先に困るだけなので。
これらから導き出される予測は、
1.団体があるがサイトやブログなどの告知活動が活発でない。(東京都ローラースポーツ連盟とか各区別に連盟があるはずですが、都連のページで紹介するのに留まっています)
2.団体自体がない。ローカルスケーターがいても、教室を開いていない。
3.スケーターが少ない。
といったところでしょうか。
参考に日本テニス協会のデータを引用します。
http://www.jta-tennis.or.jp/JTA/information/population/index.html
日本のテニス人口は373万人、長期的な減少傾向
2008年のテニスコート保有施設数は全国で8,702であり、1996年の13,229の3分の2に減少して
いる。
概算で3万人以上につき1施設(コート数はバラバラでしょうけれども)を使用していることになりますね。
一ヶ月に一万人も入場者がいるスケート場ってあるのでしょうか?
B3スポーツ全部を入れてもそんなところは無いんじゃないかと思います。
今の状況は、スケート場の方が多すぎて不自然に感じるくらいです。
スケート場の数を増やすよりも優先すべきは、きちんと「生涯スポーツとしての付き合い方を知ってもらうこと」だと思います。
そのためにも教室を開く機会を増やす必要を感じます。
今、まったく足りていないのはスケート場ではなく、インストラクターです。
それも、子供だけでなく大人にまで楽しさを伝えられるような、そんなインストラクターが増えることを望みます。
このままでは、世間に「子供のおもちゃ」と思われ続け、古いスケート場の閉鎖は続くことでしょう。

uhouho

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