スケートボード台、誰が無許可で? 石川の海水浴場 朝日新聞デジタル 2013年8月15日
http://www.asahi.com/area/ishikawa/articles/OSK201308140111.html
【小川崇】内灘海水浴場(内灘町)に、夜間でもスケート愛好家でにぎわうスケートボード台がある。ところが、無許可設置のうえ、誰がつくったのかが分からない。行政側は撤去を促したいが、責任者を特定できず、頭を抱えている。
海水浴場の一角に縦横約20メートルの、うねった形をした滑り台が二つ。近くで…
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自分は全文を読んで、面白いことに気づきました。
写真を見れば、スケボー台と呼ぶにはあまりにも立派なパークです。
石川 写真・図版
パークの設置には専有許可が必要です。
しかし、港湾担当者は「法律上、利用そのものを禁止することは難しい」と話す。
つまり、撤去をするか、鉄条網ででも囲って使用できなくするくらいしか、使用させない方法がないということです。
はるか昔にこんなことがありました。
今では公認で運営されている駒沢のスケートパークがある場所のことです。
季刊ストーム第3号(八重洲出版 平成11年(西暦1999年)8月28日発行) P.98 の記事を引用します。
最初は角材やベニヤなんかの材料を置いておくと「すぐに撤去しなさい」という張り紙がしてあった。
でも強行突破で造ってしまったんだ。
2m40cmの高さのクオーターパイプ、高さ90cm距離が5mぐらいあるバックサイドつきのジャンプランプ、1m60cmの高さのミニランプも3台を造った。
それまで小さなランプを造ってもすぐ撤去されていたから思い切って大きなものを、と考えたんだ。ケガ、騒音など問題はあった。
撤去されないで維持してくためには管理所に話すしかなかったので行ってみると昔と所長は変わっていて、理解ある人だった。
ここは、オリンピック公園だからスポーツは否定できないけど了解はできないね。
もし、公園側が了解したらケガしたときなどすべて責任を負わなければならないからと言われた。
そこで自分のことは自分で責任をとるし、代表を置いて代表が責任を持ちますと交渉した。
すると、黙認という形でならOKだと言ってくれて、大会とかもやるときは言ってくださいと。
それから僕らは不良の集合に見えるBMXのライダーのイメージをよくしなくてはと、みんなでランプの周辺の掃除をしたり、ごみ箱の回収の時は手伝ったり、作業員さんにおはようとかきっちりとした挨拶をした。
おかげで公園側も理解してくれた。
そして、10年近くもその駒沢のパークは黙認のまま維持されたという歴史があります。
本来は野球場前の臨時駐車場としてのスペースでした。(もちろん、野球の大会などがなければ全く利用されていませんでしたが。)
公認のパークに作りなおされたのは、ほんの数年前のことです。
正しい順序である方が、継続性が高いです。
しかし、順序を無視してでも何とかしたいという情熱があれば、順序が変わっても目的に届くことが出来るという例ではあると思います。
新しい広場も平成22年(西暦2010年)4月30日から9月30日まで試行期間での運用でした。
ここで問題がなかったので、正式な施設として稼働できたのでしょう。
実はuhouhohも施工期間中にネットに話題に挙げようかとも考えたのですが、変な盛り上がり方を危惧して現地を見てくるだけに留めました。
無事に正式な施設になって、本当に良かったです。
駒沢公園 Skate Park(スケートパーク)/ピースオブライフ - YouTube
uhouho
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