インターネットの普及により、昔からインラインスケート業界でも並行輸入の話が度々挙がってきます。
並行輸入には合法の形と違法になる形があることはご存知でしょうか?
下記サイトから参考になりそうなデータが見つかりましたので、ご紹介したいと思います。
消費者センターが紹介をするような信頼性の高い団体です。
ブランドの権利者団体で、国内に流通する偽造品を排除するための活動を行っているとのこと。
一般社団法人ユニオン・デ・ファブリカン
http://www.udf-jp.org/
1)違法な並行輸入とはどんなもの?
http://www.udf-jp.org/chart3.html
1.権利者や権利者から製造・販売許諾等を受けた者が販売した製品でない場合
2.権利者から販売の許諾等を受けている者が権利者もしくは権利者から製造許諾等を受けている者以外が製造した商品を販売した場合
3.税関が通関を許可した商品でも、権利者や権利者から製造・販売許諾等を受けた者が製造・販売した商品ではないもの
4.権利者から製造の委託を受けていても販売許諾を受けていない者が販売した商品
5.権利者から製造・販売の許諾等を受けた者が下記の行為を行った上で製品の販売を行った場合
製造・販売の許諾等の契約で認められた種類以外の商品を製造・販売した場合
製造・販売の許諾等の契約の期間外に製造・販売を行った場合
製造・販売の許諾等の契約で製造する際に製品の見本や図面を権利者に提出し事前の承諾を得ると定められているのに、これを行わなかった場合
製造・販売の許諾等の契約で製造地域の指定がある場合に、この地域外で製造した場合
ここで分かりにくいのは「権利者から製造・販売許諾等を受けた者」ですね。
いわゆる正規販売店を指します。
ブランド品のメーカーが正式なルートで卸販売をしている販売店を指します。
この販売店リストをメーカーが公開していれば、消費者からも確認が取れるのですが、公開していないケースの方が多いですね。
2)並行輸入は違法なの?
http://www.udf-jp.org/chart2.html
並行輸入自体は違法ではありません。
大阪地裁昭和45年2月27日のパーカー事件判決(大阪地裁昭和43(ワ)7003、*注3参照)以降、複数の下級審判決で、幾つかの要件を充たせば許容されると認められてきました。
充たさなければならない事は以下の通りです。
1.日本の商標権者もしくは商標権に何らかの権利を有する者と、外国の商標権者もしくは商標権について何らかの権利を有する者が同一、あるいは、経済的・法律的にみて実質的に同一であること(*注4参照)
2.商標を付する行為が商標権者又は前者から許諾等を受けた者により適法に為されたこと
3.商品の品質が日本において拡布されている商品と実質的に同一(真正品と同一)であること
3)商標権侵害で受ける罰則
http://www.udf-jp.org/howto.html
商標権を侵害すると具体的にどのような処分を受けるのでしょうか?
「商標法」には以下のような罰則が定められています。商標権又は専用使用権を侵害する行為
偽造品の輸出入、製造、販売、販売目的所持罰則の内容
個人に対して10年以下の懲役、もしくは1千万円以下の罰金、または併科
法人に対して3億円以下の罰金
並行輸入の販売業者は違法であった場合は上記の罰則を受ける可能性があります。
中国人観光客が「日本のブランド店では偽物が売られていないから」という理由で日本で購入していくという話をよく聞きます。
そのくらい、製造権・商標権の管理がしきれていない状況であることは間違いないでしょう。
ちなみに、先日uhouhoも(好んでではないですが)小さなスピーカーの並行輸入品をamazonで購入しました。
使用していたスピーカーがもう一台欲しくなったのですが、正規代理店での取り扱いがなくなってしまったため、こちらで購入しました。
すると届いた商品は、とても良く似ていますが、質感・マーク(すごく微妙でハイフンがあるかないかの違い)・性能(電池の持ち)などが違います。
電池は3年前に購入したスピーカーと同時に再生すると、2時間再生したら新しいものは電池が切れてしまいました。
古いものは、ランプがまだ満タン時と同じように光っていました。
これが本物とはちょっと考えにくいです…。
並行輸入業者と連絡したところ、「テストでは5時間再生に耐えたから、偽物ということはないと思う。返品をするなら性能テストをしてから受けるので返送して欲しい。」とのことなので、返送しました。
どうなるか分かりませんが、もう並行輸入品を業者を通して購入する気にはなれませんでした。
偽物の波はインラインスケートにもきています。
2014年になって販売が開始されたばかりのGYROのスラローム向けインラインスケートが既に中国で偽物が販売されています。
しかも、本来作られていないピンクのものまであるありさまです。
スピードスケートの例もかなりたくさんあるようです。
並行輸入は購入した側は責任を追求されないようですが、販売した側は責任を追求されることは覚悟しなくてはなりません。
輸入元の確かさを公言すれば、信頼性は増すと思います。
最後に、下記リンクが複雑な状況を会話形式で説明してくれています。
かなり複雑な事情ですね。
http://www.udf-jp.org/pararell.html
uhouho
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