アジアローラースポーツで秩父出身の岡部さんが金 埼玉新聞 2014年10月27日(月)
http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/10/27/06.html
熊谷スポーツ文化公園で練習をする岡部さん=熊谷市上川上
中国浙江省海寧で先月開催された第16回アジアローラースポーツ選手権大会で、日本代表としてスピード競技1万5千メートルに出場した秩父市出身で県立熊谷高校卒業の岡部文武さん(26)=県ローラースポーツ連盟=が金メダルを獲得した。ローラースケートを使ったローラースポーツ競技は、スピード、フィギュア、ローラーホッケー、インラインホッケーなどの種目がある。岡部さんは小学2年からアイススケートを始め、熊谷高校2年までスピードスケートを専門としていた。国体にも3回出場している。
夏場の練習のために陸上のトラックを走るローラースポーツを始め、「埼玉インラインカップ」に挑戦したのがきっかけでのめり込み、氷上から陸上ローラーに転向した。
スピード競技は、数人の選手が周回コースを滑走し、タイムが一番早い選手が優勝する。トップ選手のスピードは時速60キロにもなり、「スタートダッシュと、走りながらの駆け引きが面白い。作戦次第で上位に上がれます」と岡部さんは話す。
現在は早稲田大学大学院博士課程でスポーツ科学を研究する傍ら、選手生活を続けている。社会科の教師を目指していたが、今は「ローラースポーツの技術論、トレーニング論を極めたい」とこの道の第一人者を目指している。
世界選手権では競技環境が整っているコロンビアや台湾、韓国にはまだまだ及ばないのが実状。
悩ましいのが公式練習場が国内に少なく、県内にはないこと。毎週末、熊谷スポーツ文化公園多目的広場のローラースケート専用トラックで練習を重ねているが、路面がウレタン製でないためケガもつきものという。
「ローラースポーツを一般の人にまず知ってもらいたい」と岡部さんは話している。
さいたまインラインカップ ロード練習 IN 熊谷 - YouTube

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