練習方法・解説

スラローム記述方法

10年以上前からスラロームの記述方法があったら良いのに…という話題は出ては消えてきました。
機会があり、記述方法をまとめてみました。
転足譜と呼ぶことにします。

できるだけ、1色のペンで急いでいても書けるように楽譜の記述方法を参考にしました。
この記述方法はクリエイティブ・コモンズにしたいです。(できるかどうかは別にして)

まずは、簡単な凡例を御覧ください。

大前提として、腕も足も左右がレーンに対して垂直方向に並んでいる状態はないことにしてあります。
つまり、右肩か左肩が必ず前に出ていて、右足か左足のどちらかが必ず前に出ているという前提になっています。

20130314凡例1

  • 赤い丸:パイロン
  • 6の字:左足。6の円の部分が足首、頭と円が繋がっていない箇所が土踏まずと思うと理解しやすいと思います。
  • 左右反対6の字(黒丸):右足。
  • ▲:接地部分。スプリットと呼ばれるトゥやヒールのみ接地する滑走の形です。
  • -:フリーレッグ。ワンフットなどのときに上げている側の足。

次に鬼足(右)の例を書きます。

20130314鬼足

上体はずっと同じ方向を向いているので、最初しか記述していません。
Sの文字はステップの頭文字です。
足を一度地面から離し、再度設置する動作を指します。
対して、足を上げずに変化するのはグラウンド(G)ですが、トリックスラロームではグラウンドの動きの方が多いので、ステップのみ追記しています。Sがない箇所はGです。

次にuhouhoが普段使っている鬼脚(右)です。

20130314鬼足m

バッククロスの後にフォアクロスのところがワンフットでのクロスになっています。スピードを上げようとすると、ここで両足を着けると減速しがちなので、自然とこうなりました。

次にマブロック(片面飛燕)です。

20130314マブロック

上体の変化の記述が増えました。

20130314凡例2

拡大してみます。
前方を見たまま肩の方向が入れ替わる動作です。
俗にいう(フロントサイド)スイッチです。

今までの例では出ませんが、反対方向に回転しながら入れ替わる動作もあります。

20130314凡例3

これは俗にいうブラインド(バックサイド)ターンです。

ブラインドという言葉は何故か差別用語と騒がれたことがあるよう(ブラインドタッチからタッチタイピングに呼び方が変わった)なので、バックサイドと呼ぶ方が良いかも知れませんね。

ここに書ききれていない記述方法もありますが、大体の技はこれで記述できると思います。
クロスビハインド(コブラ?とかの技で使うらしい)やスピン系、エア系はまだ検討中です。
もうすぐ整理してお見せできると思います。

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ROLLERBLADE契約選手uhouhoです。 スラロームを中心にインラインスケートの普及活動をしています。

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