皆さんは「マスローの欲求階層説」というものをご存知でしょうか?
うまく説明してくれているページをご紹介します。
マスローの欲求階層説 - 超初心者のためのアクセスアップ講座
自己実現理論 - wikipedia
「人間の持つ欲求は、生理的欲求-安全への欲求-社会的欲求-自我欲求-自己実現欲求といった形で低次元の欲求から高次元の欲求へと5つの階層をなしており、低次元の欲求が満たされてはじめて高次元の欲求へと移行するというもの。」
という説なのですが、これをスラロームで考えると一般の人から見た評価が解ってくる気がします。
Lv.1 転ばない
Lv.2 倒さない
Lv.3 つまづかない・詰まらない・止まらない
Lv.4 注目させるポイント(変化・特徴)がある
Lv.5 流れ(ストーリー)がある
僕はこのようにレベルが上がっていくと考えてます。4以上はなかなか探るのが難しいと思いますが、3までは割と直感的に感じる方が多いのではないでしょうか?
しかし、一般的に3を飛ばして4を求めてしまいがちです。
バッククロスもままならない状態であると自覚していても、どうしても飛燕・龍旋がやりたいという意見はこの典型だと思います。
楽しみたいだけならば、それでまったく問題がありません。
ただ、もっと先の世界を見たい・感じたいと思うのであれば、結局は基礎をやり直す必要が出てきます。
結局は基礎スケーティングの力が3には必要だからです。
大抵のスラローマーはこれを繰り返しています。
僕も例外ではありません。
得意な技だけをつないで表現をしようとすると、どうしてもどこかで壁に当ります。
結局、基礎の中でも苦手な部分を練習し直してきました。
程度の差はあれ、今でもそんなことを繰り返しています。
JISSAの大会で審査員が行う評価もこのような基準に近いものを共有していると思います。
ただ技の難易度だけに注目するのではなく、1~5のレベルを満たしている上で、どこまで出来るのかを見ていると思います。
正確性、速度、安定性、難易度、独創性はそれぞれ加算されて評価されるのではなく、積(掛け算)により評価されているイメージです。
どこかが飛び抜けて低いと、自然と最終解は低くなってしまいます。
まず、Lv.3までを満足させるのが前提で評価しているのではないでしょうか。
そして、多くの審査員はこう思っていると思います。
「全てのLvをクリアした上で、大技を出さなければ勝つことが出来ないギリギリの戦いを見たい」
今年に見られるかもしれません。
何年も先になるかもしれません。
スラローム選手権大会を続けることで、確実にスラローム業界は変化してきました。
いつか、そんな戦いが見られると信じています。

uhouho

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