色々なところでスラロームを教えてきて、時々聞かれることがあります。
「どうしたら本当に上手くなりますか?」
「先生と同じ技をやっているのに違って見えるのは何故でしょう?」
長年、色々な方に聞かれることなので、どう説明したら良いのか難しいと感じていました。
最近は習字を例えにして説明することにしています。
同じ漢字を書いても、格好良い作品(習字)とそうでない作品がありますよね?
これって見ている人(素人)の主観です。
あるレベル以上になると素人だとどの作品の方が素晴らしいとか分からなくなりますよね。
でも、どれも同じ文字を書いていますよね。だから、文字を覚えることまでは最初の段階なのです。
そこから、どうしていきたいのかを自分なりに見本の動きを真似するように練習を積み重ねるより、本当の上達はできません。
そして素人では比較できないレベルに達したら、自分が思うままに動いてみたら良いのです。
「形を覚えたからこの技は終わり!」では、格好良い滑りはできないでしょうね。
以前、守破離の話を書いたことがありますが、いきなりその話を普通の方に話しても上手く伝わらないだろうと思っていました。
守破離の守破くらいまでを何かで体感した経験のある方や、何もないところから創りだすような経験をした方なら別ですが、そういう方は稀有です。
なので、僕らが小学校時代には必ず授業でやっていた習字を例にすることにしました。
他にも音楽や料理でも同じことが言えるのですが、目に見えるものを例にした方がどうも伝わりやすい気がします。
同じ目に見えるスケッチ(写生)でも良いのですが…中学校の授業ではテクニック的なところまでは教わった覚えがなかったので、しっくりきませんでした。
uhouho
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