この数年、様々なローラースポーツと関わる機会が増えました。
その中で、ローラースポーツでも流行るものと流行らないものの違いや特徴が見えてきました。
今回はその気付きとそれを基にした対策を書いていきたいと思います。
我々が考えているローラースポーツはインラインスケート・ローラースケートかも知れませんが、他にも色々なものがありますね。
今回の比較対象
- ローラースケート
- インラインスケート
- キックボード
- ブレイブボード
- スケートボード
- ローラーシューズ(ヒーリーズは商標)
- ストリートボード(スネークボードは商標)
- バランスバイク・キックバイク(ストライダーは商標)…は形状は自転車に近い印象ですが、ブレーキ機構がないので道路交通法ではローラースケート等に含まれると予想されます。
流行る特徴
- 技術的に導入部が簡単。
- 始めるまでの準備時間がかからない。
- 簡単にそこそこ上手くなる。
流行らない特徴
- 技術的に導入部が難しめ。
- 始めるまでの準備時間がかかる。(防具装着などなど)
- そこそこ上手くなるまでも、それなりの練習が必要。
比較から見えてくること
これらから考えて、どれが流行りやすいか、流行りにくいかが見えてくると思います。
今回の話は、直接インラインスケートの普及のヒントにはならないかもしれません。
しかし、なぜ流行らないのかということを理解しておくことで、代わりになるアイディアを出す基になると思います。
そして、必ずしも高等技術を見せること・知らせることが普及につながるわけではないということも理解しやすくなると思います。
野球やサッカーのように基盤が出来上がり、メディアに出ることが当然となったステージに上ったジャンルと同等のことをいきなりやろうというのは無理があります。(もちろん、それに乗ってくれるスポンサーが出てくれば話は別ですが)
自分たち(ローラースポーツを盛り上げようとする方々)は、既にメジャーステージに上ったジャンルが、まだマイナーだった時にどのようにメジャーに上がっていったのかを学ぶことが必要なことだと感じます。
もちろん、時代の差があるので、同じ道を辿ることはできないと思いますが、大きなヒントが見つけられると思います。
上記の流行る特徴から、インラインスケートを当てはめると、流行らない理由ばかりが挙がるように感じます。
履いて歩くだけで結構難しい。
プロテクター、ヘルメット、ブーツと準備に時間がかかる。
バックスケーティングを楽にできるようになるまでに、結構な練習量が必要。
メディアでメジャーになっているわけでもない。
これらからuhouhoは、流行らせることよりも、まず(子供の玩具じゃないと)知ってもらうことから始めるべきだと考えています。
次に、残った人(滑り始めることが出来た人)がこぼれて行かない工夫をすることが注力するところだと考えています。
どうしても球技が苦手な人がいるように、どうしても滑りものが苦手な人もいます。
だから、「滑れるようになった人がどうやったら楽しみ続けられるか」が課題だと捉えています。
JISSAの基となった目的「スラローマーのモチベーションを喚起する」は同じことです。
道具の部分(装着が大変)というのを解決するのはメーカーに頼るよりありません。
ここは我々がどうこうできるところではないでしょう。
「そこそこ上手くなるまでも、それなりの練習が必要」な部分を如何に簡易にしてあげられるか、また、練習を「努力ではなく楽しみ」にする工夫(ゲーミフィケーションとか)こそが、我々にできることなのだと感じます。
JISSAのスタンプカードなどは、そういった考え方で作られています。
そして、最終的には晴れ舞台を用意することが、多くの人の目標となることでしょう。
大会が晴れ舞台である場合もありますし、デモンストレーションのステージが晴れ舞台である場合もあるでしょう。
uhouhoが考えるもっと先の晴れ舞台は「一般人(そのジャンルに直接関わりのない人々)の前で格好いいところを見せられる場」と考えています。
どんなにプロフェッショナルになっても、一般大衆からの歓声は大きなモチベーションにつながると思います。
いつか、一般大衆の前でショーとして試合をやりたいです。
【STRIDER CUP 公式Video】STRIDER CUP 2013 第2戦 神戸ラウンド - YouTube

uhouho

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