沙羅の原点は“手作りジャンプ台” | 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社 2014年02月03日 14時00分
http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/othersports/230148/
徹底検証!高梨沙羅 金メダルへの道(6)
ソチ五輪の金メダルに王手をかけるスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(17=クラレ)の徹底検証。最終回は父・寛也さん(46)との二人三脚にスポットを当てる。
小学2年でジャンプを始めて以来、高梨の傍らには常に寛也さんの姿があり成長を支えてきた。現在もチームクラレの監督として大会や遠征、合宿にたびたび同行。高梨も父の指導法には全幅の信頼を寄せている。
寛也さんは日体大出身の元ジャンプ選手。「悪い部分だけを言うのって、すごい簡単です。ボクの場合はそうなる原因を見つけて教える。そして、そこを直しても違わなければまたほかを見つける。そういう指導方針ですね」。高梨が困った時、必ず寛也さんにアドバイスを求めるのは、はっきりとした「解」を与えてくれるからだ。
寛也さんの指導者としての原点は2冊の“虎の巻”にある。日体大2、3年の時、フィンランドのノルディックスキーの聖地ラハティにスキー留学し、その時に学んだことを詳細にまとめたものだ。「ノートをつけてました。ノートというか、昔で言うと、パチンってやるファイルみたいなものが2つくらいです」
北海道上川町の実家には手作りの“ジャンプ台”がある。もともとは先にジャンプを始めた長男の寛大(21=明大)のために作ったもので、製作期間は1週間。単管パイプやコンパネを使い突貫作業でこしらえた。高梨はローラースケートを履いて、布団に着地する練習を繰り返した。このジャンプ台はフィンランドから取り入れたもの。「向こうのジャンプ台にそういう施設があるんです」
ほかにも留学経験を生かした指導法は多い。陸上トレーニングは「春場は80%、夏場は100%、秋から冬の時期にかけては60%」の比率で行っている。これもフィンランドから学んだものだ。その上に寛也さんの考えがある。トレーニングは量より目的を重視。「『それって何をする練習なのよ』っていうのがまず分からないと。(ジャンプの)どこの部分を意識してどの部分を使うのっていう。その理屈がないと全然ダメだと思います」と合理性を徹底的に追求してきた。
愛娘に対し、子供のころから技術よりジャンプの楽しさを教えてきた。「できるだけ、転ばせない、ケガさせない。まずジャンプが楽しいっていうものを覚えてもらわないと。転んでて、楽しいっていう人間はいないと思う」。“父娘相伝”の極意が、結実の日まであとわずかだ。(終)
ここでローラースケートと指されている物はインラインスケート(おそらくフレームの長めの物)を指していると予想します。
色々検索してみたのですが、残念ながらそれらしき画像・動画を見つけることが出来ませんでした。
布団に着地するというところからも、変形ミニランプのようなものと予想します。
楽しさを最初に伝えることが重要だというのは、どのスポーツでも共通ですね。
ソチ五輪 高梨沙羅選手と羽生結弦選手が決戦の地に到着(14/02/04) - YouTube
http://youtu.be/VJ68TUxZOsw

uhouho

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