先日の「インラインスケートを独りでマスターする5つの方法」の補足です。
最低でも1週間に1回(2時間)できれば、なんとか。
できれば、1週間に2回(1時間以上)は練習できる場所・環境を見つけましょう。
これにはuhouhoの経験則もありますが、最近になって勉強している日体協の薦めている「公認スポーツ指導者」の養成テキストに同じような記述を見たからです。
頻度について
養成テキストP.70より引用します。
日々のスポーツ・運動実践によって得られた効果も5日以上その実践がなされなければ消失してしまうと考えられている。青少年時代に競技者としてかなりのトレーニングを行っていたとしても、現役を退いて全くスポーツ・運動を行わなければ、せいぜい3~4年程度で得られた効果は消失してしまう。
このテキストは様々な臨床スポーツ医学の文献から引用も含めて纏められているもので、100年弱続いている日体協が全てのスポーツ競技の共通科目として作られたものです。
その辺の素人が言っているのとは信ぴょう性のレベルが違います。
つまり、最低週に1回以上のトレーニングをしなくては、前回の練習分は大方リセットされてしまうということです。
インラインスケートの練習ではないにしても、何かしら代替となるトレーニング(おそらくイメージトレーニングだけでもかなりの違いが出るでしょう)を間に入れることで、このリセットは防ぐことができるとも言えます。
練習量(時間)について
練習の時間(量)についてですが、これはuhouho経験則です。
技術の習得という面から見て考えた時間です。
体力・筋力的なものを伸ばすことは考慮に入れていません。
また、医学的根拠はありません。
先のテキストにも具体的な時間や強度については、あまり深く触れられていません。
各個人の年齢・体力・状態によってバランスを取りながらメニューを考えるべきであるというような記述になっています。
色々な方々がいて、色々な競技がある中で、このような記述になるのも仕方がないと思います。
スポーツではありませんが、技術習得という意味でピアノを参考にしてみました。
Vol.03-5 調査レポート(1) | ピアノステージ | ピティナ・ピアノホームページ
http://www.piano.or.jp/report/03edc/pianostage/2007/03/31_7779.html#02
上記はピアノを嗜む中高生に取ったアンケートを希望進路別に練習時間を集計したものです。
進路が音楽系以外でも毎日43分、週末は59分という結果が出ています。
これは自身が練習効果(腕を落とさない)を最低限感じられる時間を平均したものと考えても良いと思います。
また、あるピアノ講師の記述ですが、
ピアノの練習時間 | 練習量と伸び方の目安
http://www.happypianist.jp/music/fuyomi-H30.htm
それでは、最低限の練習量ってどのくらいでしょうか?
1時間です!
もし1時間より少ないと、毎日の練習のたびに、「やり始めて調子が出てくる頃に練習終了!」となってしまいます。
これには自分の言っていることと同じようで笑ってしまいました。
これに加えて、インラインスケートには、
- 準備・撤収に時間が掛かる。
- 個人競技(主にスラローム・アグレッシブ)の場合、かなり自分を律しないと、パークにいる1時間のうち30分も滑れない。
- コミュニティに入ると、滑るよりおしゃべりの時間が長くなる。
(これは初心者よりも、ある程度の経験者に多く見られる傾向です。)
という特性が見られます。
そういうわけで、週に2回各1時間(実質滑走時間)以上滑ることが上達への一歩と考えています。
ちなみにスラロームの場合、パイロン9個のレーンで100本滑るとちょうど1時間くらいです。
15個のレーンだと、80本くらいでしょうか?
上達に悩む皆さんは、実質練習時間を計ってみると面白いことが分かるかもしれませんよ。
それから…あくまで遊びですから、真剣にやり過ぎて自分を追い込まないようにしてくださいね。
fun skates! fun life!

uhouho

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